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Columun(Kowaneコラム)

子どもたちからのギフト

2002年~2008年まで行なった【朗読ボランティア】は、
香川県内の幼稚園、保育園、小学校、障害者施設、高齢者施設を中心に実施しました。

アナウンサー風にマイクを使いバックにCDを流し、
マイクの効果や音楽に盛り上げてもらいながら100回ちょっとの朗読会です。

その中から、忘れられない思い出のいくつかを綴ります。
私の視点が【子どもたち】に向くことになったキッカケのいくつかでもあります。

聞かないのは子どもたちが原因?

初めて、幼稚園で絵本を読んだとき、園長先生と相談の上、
絵は見せずに行なうことにしました。

そこで、皆に「今日は、みんなの頭の中に絵を書きながら聞いてね~。」と伝え、
『おむすびころりん』と『きいろいくれよん』を読みました。

すると、みんな、『おむすびころりん』の囃子言葉や、
くれよんちゃんが歩いていく「とことこ」という言葉(声音)に反応し、
大喜びで最後まで聞いてくれました。

後で知ったのですが、絵を見せないということに対し保育士さんたちは好意的ではなく、
「絵を見せてもなかなか聞かない子たちが、絵を見せずに聞くわけがない。」
とおっしゃっていたそうです。

終わった後、保育士さんたちは・・・、
「聞かないのは子どもたちに原因があると思っていたけれど、そうではなかった」と
園長先生に話されたそうです。

保育士さんにとっても良い気づきになったと聞かされました。

この気持ち分かる~

小さな学校の体育館で、その学校の子どもたちが書いた詩を朗読しました。
読む作品は、自分で選ばせていただきました。

その中に、先生を批判し、日頃感じている腹立ただしさをぶつける詩がありました。

紙もグシャグシャだし、字も乱暴。
私は、その詩を選びました。

作者は、あとで知りましたが不登校気味の少年です。
その詩を皆の前で読んだ後、「この気持ち分かる~」と自分の感想も付け加えました。

この日、お父さんに連れられ、皆より遅れて体育館に入って来た児童がいましたが、
その児童がこの詩の作者だったのです。

校長先生が事前に、彼の詩が選ばれていることを知らせて、
必ず、この日は学校に来るようにと伝えていたそうです。

その1週間後、校長先生からご連絡をいただきました。

彼があの日から1週間、ちゃんと朝から登校していると言うのです。
朝から姿を現すことのなかった児童なので、先生も感激してのご報告でした。

どうせ、ボクが悪いんやろ

朗読会の後、小学校の校長室で伺ったお話です。

物腰の柔らかいソフトな声をお持ちの男性の校長先生が、
「うちにも、いわゆる問題児と言われる児童がいてね。
いつも遅刻して来て、何か気に入らないことがあると黙って帰ってしまう。
何を言ってあげれば分かってもらえるのか・・・。
本で読んで感動した話や、ためになる言葉を教えてあげたり・・・、
色々と考えて話をしてあげるんですが、いつも返ってくる言葉が同じなんです。
“どうせ、ボクが悪いんやろ”って言うんです。」

 「何て言ってあげればいいのか?ではないと思います。」

私は、ココロの中でしか言えませんでした。

自閉症の子どもって?

ある小学校の5,6年生を対象に、児童たちが書いた詩の朗読に伺ったときのことです。

全員の作品を読んだ後、「どうでしたか?」と訪ねたところ、
ある男の子が「ハイ!!」と勢い良く手を挙げました。

とても大きな声で友だちの詩の素晴らしさを一生懸命に発表してくれました。
少しぽっちゃりとした眉毛のしっかりとした元気な男の子です。

授業終了後も、私のところまで来て「まだまだある」と言い、
お友だちの詩のどこに感動したかをまた、話し始めました。

私は、次の授業が気になったのですが、わんぱくな印象の彼の話は止まりません。

そこに、先生がやって来て、彼は先生に連れられる形で次の教室に向かったのですが・・・・、
その後、先生が走って私がいる教室に戻られ、こう言ったのです。

「あの子、自閉症なんです。」
「連絡帳に、今日のことを書いてお母さんに教えてあげなくっちゃ。お母さん、絶対に喜びます!。」

先生のお話によると、彼はいつも誰とも話さず、自席で下を向いて黙って過ごしているのだそうです。

彼が「ハイ!!」と手を挙げたとき、私以外の人は皆、ビックリ!!

声を聞くことさえない彼が、皆の前で発表することは在りえない出来事だったそうです。
その時から、私は「自閉症って何だろう??」と思うようになりました。

目には見えなくても・・・

知的な障害をお持ちの大人の方が通う施設での読み聞かせです。

重度の障害をお持ちの皆様なので介護の先生からは、
「難しい内容のものは理解できない。
『ももたろう』などの易しい内容の昔話を読んで欲しい。」と言われました。

しかし、私が先生にお願いして読ませていただいたのは、『花さき山』。
絵の美しさだけでも充分伝わるものがあると思い、選ばせていただいたものです。

読み終えた後、ふと見ると、皆さんの中のお一人(男性)が涙を流していました。

そして、介護の先生がおっしゃいました。
「わたしは、あの人が泣いているのを始めて見ました。
恥ずかしい話ですが、あの人に泣くという感情があることを今まで知りませんでした。」と。

同じ施設に2度目に伺ったときのことです。
施設長さんが変わっていました。
誠実そうな男性の施設長さん。

絵本を読み終えた後に施設長さんから聞かされたことです。

「私は、この仕事を30年やっています。
実は、私はボランティアさんの訪問を、いつもはお断りしています。
あなたは、一度来たことがあるというのでお願いしましたが・・・」とおっしゃるのです。

こちらに通っている方たちは重度の障害をお持ちの皆さんで、
全員がイスにちゃんと腰掛けて聴かれる訳ではありません。

私が伺ったときも、私の後ろをずっと何かしゃべりながら行ったり来たりしている女性や、
イスを3席ぐらい使ってダラリと寝そべっている男性がいましたし、
時折、悲鳴のような大きな声も聞こえてきました。

その方たちは、その状態、
いわゆる「いつものリラックスした状態」で
聴かれていたのです。

それを、表面だけ見て「聴いていない」と言って怒って帰られるボランティアの方や、
怒らなくとも機嫌を悪くして帰られる方が多かった経験から、
ボランティアさんの歌や演奏はお断りして来たというのです。

施設長さんは、
「あれで、皆、聴いているんですよ。今日は、皆、最後まで部屋でいたでしょ。
彼らの聴かないは、部屋を出て行くことですから。
30年間の私の経験から彼らが最後まで聴いていたのは、あなたで3人目です。」。

お一人は、「四季の歌」で有名な歌手・芹洋子さん、
2人目は、名前は忘れたそうですがヴァイオリンを弾いた男性だそうです。

私は、今でもハッキリと覚えていますが、1度目のときも、2度目のときも絵本を読みながら、あることをココロの中でつぶやいていました。

「みんな、自由に聴いてね~。」「楽に聴いてね~。」と。。。。
そのテレパシーが届いたのでしょうか。。。

本当に素晴らしい経験と学びの時間を皆様からいただきました。

本当はどう思っているのかな・・・

ある時、読み聞かせで訪問した幼稚園で、
年長さんたちが朗読劇をするので練習を見て下さい、と頼まれました。

練習を見させていただくと、ほぼ出来上がっています。
が・・・、気になったことがあり、
今からフォーメーションを変えることを先生にお願いしてみたところ、
ご快諾いただくことができました。

主役の子、主役級の子は一人で長台詞を言います。
皆、しっかり台詞を覚えています。

その他の子たちは、数人で声を合わせて台詞を言います。

すると、その中に、やる気がなさそうに口だけパクパクしている子がいました。
金髪にしたお人形さんみたいな顔の可愛い女の子です。

よく見ていると、
「だって、わたし、いつも期待されてないもん。もちろん今回も・・・」
っていう声が聞こえてきそうです。

そこで、あえて、与えられた台詞の一部を一人で言ってもらうことにしました。
でも、覚えていないのでその時は言えませんでした。。。

また、別の数人でのパートの中に、「吃音症」の子がいました。
とっても大きな声で誰よりもやる気満々です。

先生に、「あの子の吃音症は本人が気にしているのか、
親御さんが気にしているのか」と尋ねると、誰も気にしていないとのこと。

だったら、言葉の一音、二音飛んでも、一人で言ってもらおうということで、
フォーメーションをチェンジ。

台詞が短くても、「ここは、あなたの。。。」
「ここは、あなたの一番力強い。。。」と、
一言、【魔法のKowane(声音)】アドバイスを
させてもらいました。

私は、その日限りのアドバイザーだったので、その後の練習は先生にお任せです。
何とも無責任な話で、今考えても先生には感謝の一言に尽きます。

そして、本番です。

見に行きました。
もちろん、大大大成功。

金髪ちゃんも吃音ちゃんも、もちろん、主役級の難しい役の子も。。。

みんな、花まるの出来です。
みんな、自信に満ちたキラキラした表情で舞台に立っていました。
おかげさまで、号泣せずにはいられない1日となりました。

Kowaneで繋ぐハートとハート

そんなご縁もあって、その幼稚園ではその子たちの卒園前の行事にも呼んでいただきました。

今度は、保護者の方に子どもへ向けた手紙を書いてもらい、その手紙の朗読です。
さて、5、6歳児の反応は・・・。

やっぱり、みんな、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが大好きなんですね。
お母さんたちの手紙を聞いて、小さな子どもたちが涙するんです。

「大きくなったね」「ありがとう」「嬉しかったよ」
「これからも一杯○○しようね」っていう内容を聴きながら・・・。

男の子の中には、男の子なので泣いてはいけないって思うのでしょうか、
膝の上に拳を握りしめ、唇をギューッと硬く閉じ、泣くのを懸命にこらえるのですが、
我慢しきれずにポロポロっと涙をこぼす子もいました。

泣いていいんだよ~。

あの金髪ちゃんのお母さんも来ていました。
お母さんは、茶髪さんでした (笑)。

そのお母さんは、2、3行の短い手紙を書いていましたが、お母さんの心にも子どもたちから温かいものが届いたのでしょう。

「こういうの、ええな~。もっと、長く書けば良かった。」と、泣き笑いでおっしゃっていました。

Kowaneヒーリングの芽生え

手前味噌ではありますが、「あの時の朗読が一番すごかった」と自分で思う朗読の話です。
ある小学校に伺う数日前、不覚にも埃を吸って急に声が出なくなってしまいました。
(今、思えば必然の出来事です。)

伺うのをお断りしようかと思ったほどでしたが、
どうにか出ている声を頼りに、やはり行くことに決めました。

朗読作品は、絵本『かわいそうなぞう』。
戦争中に動物園の動物が処分されていたことを綴ったノンフィクション絵本です。

その日は、保護者参加型のイベントでした。
カサカサ声の私は、声を出すという行為がすでに苦しい状態でした。

今日の私には、“何もない”と感じました。
何もない代わりに、とにかく、一生懸命、夢中、大げさに言うと【全身全霊】で、
肩をいからせながら読んでいたと記憶しています。

そして、読み終わって、顔を上げると・・・・・、
皆さんが、ポロポロ、ポロポロ涙を流してこちらを見ています。
目や鼻が真っ赤。男性の方も目頭を押さえています。

それまでも何度も読んできた絵本ですが、
このような反応をいただいたのは初めてでした。

この時、心や魂に届ける朗読とは、声の美しさや発声や滑舌の良し悪し、
アクセントや抑揚など、いわゆる技術的なことではなく、
それよりも遥かに大切なものがあると身をもって学びました。

何もないは、全てがあるということです。

言葉に、自分の中に持ち合わせている良質な波動(高次元波動)を乗せる。。。
言葉の本当のパワーは、言葉それ自体ではなく、言葉にどんな波動を乗せるかである。。。
全身全霊で望んだ朗読が教えてくれました。

これが、私の中に育っていた【Kowaneヒーリング】なのだと思います。。。

これらの出来事を自分に届いたギフトと捕らえるだけでなく、
皆様にもお読みいただくことに少なからず意味があればとの思いで、
そして、心からの感謝を込めて綴らせていただきました。

ありがとうございました。